長期出張ついでに北陸観光 その1 ~黒部峡谷へ紅葉を見に~
前回のBLOGにて書きましたとおり、10月から富山の方に派遣ということで約半年間出張することになりました。お仕事は結構ハードで1日のうち10時間くらい働くことになるのですが、その反面2勤2休くらいのペースで休みが取れるということもあって一長一短といったところです。そして、富山に来てからちゃんとした観光もしていなかったので、今日は隣部屋のYさんを誘って紅葉を見に行くことにしました。ちょうど前日にテレビで黒部峡谷の話題が出ていたらしく、Yさんが行きたがっていたので、昨日の帰宅後に軽く時刻を調べておきました。
で、出発当日。家の近くの駅を9:30ころに出る列車に揺られて高岡駅へ向かいます。高岡駅での乗り換え時間もそんなになかったので、朝食を食べてない僕としてはなんとか朝食をと思い駅の売店で富山名物・ますの寿司を購入。富山行きの電車に乗り込みました。が、世間は平日ですし、このくらいの時間だとまだ電車も混んでましたのでお弁当はお預けのまま富山に到着し、次の直江津行き電車に乗り換えました。こちらではちゃんと席も確保できましたので、車窓に立山連峰を見つつご飯をいただきました。今日は天気も晴れて立山もきれいに見えましたよ。
魚津駅で電車を乗り換えます。ここからは地方私鉄の富山地方鉄道で行くことになります。いかにも地方の私鉄といった感じで、運賃も高め。しかもやってきた電車は2両編成でした。途中、単線で行き違う電車がかつて僕の住んでいた西武線で走っていた車両だったりして、懐かしいなあという話をしていたのですが、実は乗っている電車はYさんの地元の京阪電車の車両だったもので、その話を聞いてYさんはかなりおどろいた様子でした。そのうちに電車は終点の宇奈月温泉駅に到着。そこからはいよいよ黒部峡谷鉄道へと乗り換えていきます。
黒部峡谷鉄道は黒部峡谷を宇奈月駅から欅平駅まで結ぶ観光用の鉄道です。観光目的なので、列車は基本的にトロッコ列車です。普通運賃で風を感じられるトロッコ列車に乗れますが、追加料金を払うと窓が付いている列車に乗ることができます。JRのトロッコ列車には別料金がいるものが多いため、ちょっと逆になってます。折角ですのでもちろんオープンなトロッコ列車に乗ることにしました。平日と言うこともあって1両あたりに乗客が6人ほどしかいないので、座席にも座りたい放題の状態で出発となりました。宇奈月駅を出発すると、室井滋さんのアナウンスが入ります。どうやら彼女が道中の観光案内をしてくれるようです。出発していきなり黒部川にかかる橋を渡りますがこれが新山彦橋。橋の上から宇奈月温泉の街並みが見えますが、天気もよくていい景色!トロッコ列車の旅は快調なスタートを切りました。
トロッコ列車は風を感じながら景色を見ることができてすごく気分が良かったです。特にこの季節は紅葉ともあいまって実にきれいです。宇奈月駅を出て新山彦橋を渡ってすぐのところに宇奈月ダムがありました。ダムにある発電所の建物がなぜか西洋風だったのはちょっと面白かったですし、ダムでせき止められたダム湖の景色は特に絶景でした。もうひとつ、ダムで分断された谷に住むサルのためにサル専用の吊り橋というのがあるんですね。この吊り橋、サル専用というだけあって手すりがありません。人間が渡るにはかなり怖いかも。
黒薙駅を過ぎると中部山岳国立公園のエリアに入っていきます。こうなると見渡す限りの絶景三昧で、「おー」「すげー」とか言いながら、ひたすら写真を撮っている状態。特に、オープンなトロッコ列車に乗っているため騒音がすごく会話なんかできたもんじゃなかったのもその一因かと思われます。出平駅の先にある出六峰、猫又駅近くにある発電所とねずみ返しの岩壁などいい景色の連続で感心しきり。そしてその猫又駅では行き違い列車に関西電力の社員さんが乗り込むシーンが見られました。もともと黒部峡谷鉄道は関西電力の社員さん用の鉄道を旅客用に転用しているため、一般旅客の乗り降りできる駅と関西電力の社員さんが乗り降りできる駅が分かれてます。この猫又駅は社員さん専用。ただ社員といえど、作業着を着ている以外はキャンプにでも来ているんじゃないかといった装備ではありました。大変そうなお仕事のようです。
猫又駅を過ぎて正面に見えてきたのがサンナビキ山。周囲の山より早く冠雪することから別名を「さきがけ山」と呼ばれるそうです。ちょうど昨日、富山も一気に気温が下がった関係で、このサンナビキ山にも雪がかかっていました。車窓に東鐘釣山が見えてきたらその東鐘釣山をくぐって行ったところに紅葉の景勝地として有名な錦繍関が出てきました。名所ということもあってやっぱり絶景です!すごかったー!しばらくして列車は鐘釣駅に到着。駅からの景色も結構いい感じで、一緒の車両に乗ってた方も1組はここで降りていかれました。
その後も列車からは絶景が続いていきます。ただ、小屋平駅をすぎるあたりからトンネルが増え始めて、さらに標高も上がってきたので体感温度が一気に下がってきました。寒い、寒いと言いつつそのうちに終点の欅平駅に到着となりました。着いて最初に行ったのはトイレでした。
欅平の駅を降りてこのあたりを散策しようと歩き出しました。とりあえずは奥へ向かうために、目の前にある奥鐘橋を渡ります。そこから見る景色もかなりすばらしいものでした。さらに先に進んだところに岩が出っ張ったところがありました。これがどうやら人喰岩だそうで、見た感じが口を大きく開いた中を人が入っていくように見えるから、というのが命名の理由だそうです。しばらく歩いたところにひなびた温泉宿がありました。何でも「日本秘湯を守る会」の温泉だとか。ちょっと秘湯というにはアクセス良すぎる気もしますが。とりあえずはスルーで先へ行きました。
さらに進んだところでゲートが閉まっていました。この先2kmほど行くと祖母谷温泉なのですが、この先で砂防工事を行っているため通行止めとのこと。行くなら自己責任で、とばかりにヘルメットが置いてありました。さすがにそこまでして・・・ということで欅平の散策はここで引き返しました。奥鐘橋まで戻ってきた先には河原まで降りたところに足湯があったので、入っていくことにしました。ここの温泉は白濁していますが、ちょっとぬるめでした。そんな中でも足湯につかりながら欅平の景色を眺めてほっとひと息付きました。
再び駅に戻り、小腹もすいたので駅併設のレストランで軽く山菜そばを食べてから土産物コーナーへ。そこで帰りの車中で飲み食いできるものを買って、帰りのトロッコ列車へと乗り込みました。帰りは日もかげってきたせいもあって、紅葉の色も行きとは違った落ち着いた感じに見えてました。これまた絶景。ただ、日がかげっていると言うことはそれだけ気温も低くなっていると言うこと。だんだんと寒さが身にしみるようになり、終点の宇奈月駅に着くころには冷え切っていました。そこで、宇奈月温泉にて温泉を、とばかりにまたもや足湯でリラックス。無事に息を吹き返すことができました。
宇奈月温泉で再びお酒を買って、富山地方鉄道の電車で今度は富山まで戻ってきました。晩ご飯として、珍しいだろうと思いYさん初挑戦の「富山ブラック」を食べてきました。それから、帰宅ラッシュの富山駅から電車に乗って高岡駅へ、そして城端線の列車に乗って帰ってきました。
今回、折角富山に来たんだから行ってみたい観光名所の1つである黒部峡谷へ行ってみましたが、ちょうどいいシーズンでした。紅葉もきれいでしたし、雪も見えました。これから冬になると黒部峡谷鉄道は運休してしまうので行くこともできなくなりますから、今行けてよかったです。
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