第二回サイコロまかせの旅in東日本 3日目
今日の郡山は若干曇り気味でした。自称晴れ女のKさんが帰還してしまったせいでしょうか。うぅん、もったいない。とりあえず今日は会津川口へ向かうわけですが、これから乗りに行く只見線は日本屈指のローカル線です。そのためとにかく本数が少ない!会津若松を朝7時半過ぎに出る列車があるのですが、それを逃すと次は13時発という全く利便性のないダイヤだったりします。朝の列車には到底間に合うわけもなく、次の列車に乗るにも時間があまり余るため、とりあえずその時間を利用してTさんと喜多方へ観光に行くことにしました。前日のうちに乗る電車を8時半の快速に決めていましたが、僕が余裕を見せてホテルで準備しているとTさんからメールが入り、既に車内にいるとのことでした。ここでちょっと焦ってしまい、急いで身支度を整えて郡山駅へ向かいました。結局出発5分前に到着して無事車内で合流を果たすことができました。車内は観光客でごった返しており、Tさんのおかげで僕も座席を確保することができました。磐越西線の快速電車は郡山を出てしばらくすると車窓に猪苗代湖、そして磐梯山が見えてきます。となりに座った老夫婦が地元の方らしく、観光ガイドさながらにいろいろ教えてもらえたのはよかったです。田んぼの稲の他に畑に咲いているのはそばの花だとか、もうすぐすると右手に磐梯山が見えるだとか。結局この老夫婦は途中の磐梯町駅で降りて行かれました。
快速列車は会津若松駅で切り離しを行いますが、僕らの乗っていた車両はちょうど切り離される車両だったので、会津若松駅で移動を余儀なくされました。会津若松から喜多方までは車両が2両になるのですが、大半の乗客は会津若松で降りていったので、問題もなく無事座席を確保することができました。そしてそのうちに電車は喜多方駅に到着となりました。荷物をコインロッカーに預け、観光案内所で地図をもらって喜多方の街中を散策します。いろいろとまわったのですが、特に気になったものが若喜のレンガ蔵です。何度か通り過ぎたことがあるこの若喜商店ですが、蔵としてレンガでできた立派なものであると同時に中の造りもたいしたものだそうです。なんでもすべての家具が柿の木でできているんだとか。当時の隆盛を思わせる品々でした。次に気になったのが大和川酒造。こちらは酒蔵なのですが、タイミング良く訪問できたので、説明員の方に案内していただくことができました。かつてこの酒蔵で使われた道具についての説明や、定番の米の磨き方についての説明、そして貯蔵倉についての説明があったあとはお待ちかねの試飲コーナー。こちらの試飲は無料ということで調子に乗って4、5種類ほど試飲させていただきました。あいかわらず午前中から日本酒の試飲ですわ。何か、この旅行は日本酒づいていますね。
喜多方といえば外しちゃ行けないのがラーメン。僕の列車の都合でそろそろいい時間になってきたので、ラーメンをお昼ご飯にいただこうとお店探しをすることにしました。最初にやってきたのが喜多方ラーメンの超有名店である坂内食堂。となりの松食堂も含め、えらい勢いでの行列ができていました。とりあえずこの行列はないな、とばかりに通り過ぎ別のお店をいくつか見てみるのですが、ことごとく大行列ができています。そんな中、喜多方駅に近いところにある「食堂なまえ」へ来ましたところ、並んでいるのが10人ほどでしたので、これならいけるとばかり並んでみました。が、思った以上の回転の悪さ。よく言えばのどかな店員さんの急がない性格のせいでみるみる時間がなくなってきました。電車が出るまであと15分というところでようやく待望のラーメンが登場。急いで平らげてからタクシーを呼んで、Tさんとお別れすることになりました。最後までバタバタしてました・・・タクシーもなかなか現れずどぎまぎしていましたが、なんとかやってきたタクシーに電車の時刻を告げると、「じゃあ、裏道を通りますんで」と言って、華麗なドライビングテクニックでなんとか喜多方駅まで戻ってくることができました。コインロッカーから荷物をだして電車に乗り込みました。出発2分前、ギリギリセーフでした。
郡山行きの電車で途中の会津若松まで行き、ここで只見線の列車に乗り換えます。この列車は13時発、1本前が7時半なので、地元の人にも使いにくいダイヤになっていますが、それでも地元の学生さんが多数乗っているのが驚きでした。ただ、大半の乗客は僕と同じ旅行者のようです。これだけのローカル線なので設備も古いままになってます。エアコンなんかもちろん付いていないタイプのディーゼルカーですので、窓を開けて自然のエアコンにて対応することになります。が、この自然のエアコンが実に気持ちよかったです。思わずうとうとしてしまいました。そして目を覚ますと景色が一転して山の中の景色に変わっていました。山の中を縫うように走るディーゼルカー、スピードも遅くゆっくりと走っていきます。車窓の景色は只見川を身ながら走るため絶景の連続。写真を撮りまくりながらの移動となりました。中でもおもしろかったのが、こんなダイヤなので列車を見ること自体が珍しいのか、車で走っている人がよく列車の写真を撮っているシーンが見れました。中でもすごかったのが黒い軽自動車に乗ったオッサンで、車で追いかけては写真を撮り、また車で追い抜いては写真を撮る、といった人がいました。そのうちに列車は目的地である会津川口駅に到着。ここで列車の交換が行われまして、小出行き、会津若松行きとも会津川口駅を出発していきました。
会津川口駅は目の前に只見川がながれているので、景色自体は申し分ありません。ただ唯一の不安要素といえば、次の列車があと3時間半来ないこと。これだけの時間を過ごすいい手段はないか、と駅構内にある観光案内に聞いてみたところ、駅前からバスが出るのでそれに乗って温泉へ行くことを薦めてもらいました。しばらく後にバスが到着。バスに乗り込みしばし走ったところにある「玉梨・八町温泉」というところへやってきました。この辺りは只見川の支流である野尻川の流域です。そんなに大きな川ではないので、河原がありますが、よく見ると河原に人がいます。釣りをしているわけではないようですが・・・とりあえず、観光案内に教えてもらった八町温泉とやらに行ってみました。観光案内でもらったチラシにはこの八町温泉の効能は二日酔いに効くとかで、昨日まで飲んだくれてた僕にはピッタリ。さらにこの温泉の公衆浴場は無料で入れるようです。北海道でしか見たことない、無料の温泉で気分もウキウキ。旅の汗を流そうとお風呂に入ることにしました。入口を入ると目の前に湯船が1つあるのですが、更衣室は左右に男女それぞれあるってことですので、混浴ってことですかね。幸い(?!)男の人しか居なかったので気兼ねせずに入ることにしました。温泉のお湯は温度がかなり高めで少しは行っては冷却を繰り返し何度か入ってリラックスすることができました。温泉の外の河原にはなんと足湯もあるそうで、さっき見えた人たちは足湯を楽しんでいるとのことでした。
まだまだ時間があるので、とりあえず近くにあった酒屋さんでビールを買いぐびっと一杯あけて、次の行動を考えます。橋を渡った反対側に「国民保養センターせせらぎ荘」というのがありました。中で休憩ができるようなので、とりあえず休ませていただくことにしました。一応この「せせらぎ荘」にもお風呂は付いていますが、お風呂はもう入ったので入らずにくつろいでいました。が、さすがに1円の金も落とさないのもなんなので、お食事をしていくことにしました。何となくで今回頼んだのは姫ます定食。説明を見てみると、近くの沼沢湖で養殖している鱒だとかで、なかなか期待ができます。ただ、焼き上がりまでに約30分かかるそうなので、その待ち時間を利用して次の行き先を決めることにしました。この場所、ケータイの電波も入らないので、会津川口駅で前もってcgiにアクセスして行き先候補を決めておきました。候補はこの6つ。
1.桜木町(根岸線)
2.石岡(常磐線)
3.八王子(中央本線、横浜線、八高線)
4.海浜幕張(京葉線)
5.普代(三陸鉄道北リアス線)
6.錦糸町(総武本線)
で、サイコロを振った結果は、
6.錦糸町(総武本線)
となりました。これだけ首都圏が多いから、まあそうなりますか。行き先決めたその直後に魚が焼きあがりました。姫ますの塩焼きに味噌汁、漬け物、おかずが一品というシンプルなものではありましたが、塩加減が絶妙で結構おいしくいだだけました。川沿いで食べる川魚の塩焼きってやっぱりうまいですよね。
食事を終えてからは程よい時間になってきたので、テレビで大相撲を見ながら出発の準備をします。ちょうど結びの一番が終わったころに出発。先ほどの八町温泉の前にあるバス停まで歩いていきました。そしてしばしバスを待っているのですが、あたりはもう真っ暗になってしまいました。そんななか、おじさんが声をかけてきて、「バス、待ってるの?」とのこと。一応、時刻表も確認して確実に来るのが分かっているので「来ますよ」と答えると「7時に向こう(駅とは逆)に行くのは知ってるんだけどね」だそうで。地元民にまで認識されてないバスって一体・・・そのうちにバスが来たので会津川口駅まで乗っていきました。会津川口駅から錦糸町駅までのルートを調べてみると、小出から浦佐に出て上越新幹線に乗るルートも会津若松から郡山に出て東北新幹線に乗るルートでは到着時刻がほぼ一緒であることがわかりました。そうなるとやっぱりさっき通った道よりかは新しい道を選びたくなるので、小出行きの最終列車に乗ることにしました。あたりは真っ暗なので何も見えないのですが、福島県から新潟県へ県境を越えるあたりがやたらとトンネルが長かった気がします。道中はゲームをしたり寝たりして過ごしていることおよそ2時間。只見線の列車は小出駅へと到着しました。この只見線、結構な距離を車に抜かれるくらいのスピードでゆっくりゆっくり走る路線です。車窓の景色もトンネルを除けば抜群にいいので、また機会があればぜひとも踏破してみたい路線ですね。
小出駅からは上越線の普通電車にのって2駅先の浦佐駅へ行きます。浦佐駅もまた天地人の影響でいろいろと変化が出ていました。一番驚いたのが駅の出口の名称が「毘沙門口」「八海山口」とその地の名所を取り入れている点です。この試みが観光客を増やす結果になればいいんですけど、結果はどうなんでしょうか。その八海山口を降りたところには地元の英雄・田中角栄先生の銅像もあります。先生のおかげでできた上越新幹線といっても過言ではないですから、敬意を表しておきたいですね。で、駅前のセブンイレブンでお弁当とお酒を買い込んで再び浦佐駅へ戻りホームで新幹線を待ちます。次の新幹線はMaxとき号。Maxと付いているってことは2階建て車両が来るってことです。やってきた新幹線はガラガラだったので、景色も見えないくせに2階席へ行ってみました。が、このMaxは本来通勤客をガンガン詰め込むために作られた車両なので、2階席はなんとびっくりの3人席×2という構造で、しかもリクライニングもありません。とりあえず着てしまったのはしょうがないので席に座り、先ほど買ったお弁当を食べることにしました。今回買ったのは新潟県民のソウルフードと言ってもいいかと思います、「イタリアン」です。他県民の方には全くと言っていいほどなじみはないと思います。イタリアンというのは太目の焼きそばにミートソースがかかっているものです。想像しづらいかもしれませんが、一度機会があったら試していただくことをおススメしたいと思います。あとはビールにフライドポテトをいただきました。その後東京までぐっすり寝たまま到着。東京駅からは総武線地下ホームへ行き、今回の目的地である錦糸町駅の1つ手前である馬喰町駅で降りてホテルへ向かいチェックインしました。もうすぐ日付も替わろうかという時間です。本当に今日は長旅になってしまいました。
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