紀伊半島サバイバルツアー(?!) 2日目
2日目の朝はゴソゴソいう音でちょっと目が覚めてしまいました。どうやらKSさんがまたもや魚釣りにでかけたようです。その後しばらく寝てましたが、朝6時半ころにトイレに起きた際に海辺を見に行ってみました。すると早朝から元気に魚を釣っているKSさんがいました。釣れてるようには見えませんでしたが・・・その後サイトに戻ってから、目もさえてしまいましたことですし、朝ご飯のために火を起こすことにしました。焚き付け用の小枝を海岸に拾ってきてからしばらくの後に着火完了。そのころになるとみなさんノソノソと起きてきました。今朝のご飯は昨日の残り物ということで、飯ごうに残ったご飯に水を入れて塩コショウで味付けして火にかけたものと、野菜炒めを作りました。辺りを見回してもここまで朝から作っている人もいませんが、余らしてももったいないので作ってみたところ、結構おいしくできあがりました。その後ほっとひといきコーヒーブレイク。やかんがないので鍋でお湯を沸かし、バシャバシャこぼしながらコップにそそぐ、大胆ないれ方のコーヒーですがまあちゃんとできたと思います。お湯がまだ余ってたので、カップ焼きそばを追加でいただき朝ご飯は無事完了です。朝食の際に話題になったのですが、昨晩KSさんが置いておいた釣りの仕掛けから餌に付けてたアジがいなくなってたとのこと。どうやらタヌキが盗んでいったようで、みんなタヌキを目撃できず残念がっていました。
朝ご飯を終えたあと、KSさんは再度海へ魚釣りへと出かけていきました。残ったメンバーで後かたづけをしました。飯ごうや鍋を洗ったり、バーベキューセットを洗ったり、タープやイスを片づけたり。基本的なものは使い捨てできるようにしてきたために借りた物を返すのが主でした。結果、あっという間に片づけ完了です。コテージ内の荷物を片づけて準備万端。そのころにKSさんは無事帰還。みんな一緒に片づけた荷物を管理棟へ返却しました。その結果ものすごく汗をかいてしまったので最後にシャワーを浴びてさっぱりとして、タクシーを呼んでチェックアウトしました。あっという間のキャンプ体験でしたがみんななにかしら楽しみを見つけていたので満足したんじゃないかと思ってます。こんどはぜひTさんを連れてリベンジしたいですね。帰りのタクシーは1台しか呼ばなかったので、荷物がパンパンな状態で走ることになり運転士さんもちょっとグチり気味で紀伊長島の駅まで戻ってきました。しばらくすると新宮行きの列車がやってきて乗り込みました。KSさんの荷物がちょっと崩れてあたふたしましたが、列車自体がこの駅でおよそ20分近く停車するため焦りも無用。崩れた荷物を再パッキングして列車に乗ってきました。外の暑さに比べて車内は天国のように冷房がきいてました。個人的にはとても幸せを感じて喜んでいましたが、KYさんには寒すぎたようで長袖を着込んでいました。列車は進行方向左手に海が見えるのですが、日差しも左から入ってくるので日除けを出したいKSさん、KYさんには悪いですが我慢してもらって僕とOさんは海の景色を眺めつつ列車は走り出しました。
紀勢本線は三木里~新鹿間がつながったことで全通してから今年で50周年ということで、いろいろとPRをしています。紀伊長島からしばらくはロングシートでしたが尾鷲でボックス席を確保しました。しかも進行左側なので景色もバッチリです。そのうちにその最後に開通した区間である三木里駅に到着しました。キャンペーンとはいっても特に大々的なセレモニーを毎日やっているわけもなく、幕が出ているだけでした。もう少しアピールしてもいいんじゃないかなあ・・・その先新鹿駅までの区間はほとんどがトンネルでした。最後に開通した、ってことは難所だということで、結果的にトンネルばっかりになるわけだよなあ、普通。たまに見える海を見つつ、その区間を通過していきました。程なく列車は熊野市駅に到着。当初の予定ではここで駅弁を積み込むつもりでしたが、弁当屋さんの都合でこの先の新宮駅での引き渡しになりました。ただ、停車時間が20分ほどあるので車内でじっとしているのみ何ですから外へ出てみることにしました。Oさんは友人に頼まれたとかで駅のスタンプをもらいに行ってましたし、KYさんはあとからやってきた特急の写真を撮ってました。僕はと言うと駅前に出て景色を見てました。熊野古道が世界遺産に登録されたせいもあって、熊野市駅でもかつてに比べて観光色が強くなってきた気がします。駅前も活気が出てきて、いい感じの世界遺産効果が出ているなと思いました。
熊野市駅を出てから再び紀勢本線をひた走ります。みなさんお疲れの様子で、車内ではぐっすりと眠っているようでした。そのうちに終点の新宮駅に到着となりました。この駅で次の電車をおよそ1時間40分待つことになります。そのため新宮駅でお昼ご飯にしました。これも前もって予約しておきました駅弁をいただくことにします。こちらの弁当も前もってTさん夫妻分を含めて予約してましたが、その予約していた「くじら釜めし」になんかひかれる物を感じたためにあえてキャンセルせずに6人分注文しておきました。今回のお弁当は総勢5種類。その「くじら釜めし」の他にこの辺りの名産がいろいろ入った「紀州熊野路弁当」をKYさんとOさん、「熊野弁当」をKSさん、で僕はシンプルに「さんま鮨」と「めはり寿し」をいただきました。となりの芝生は青い、とはよく言ったもので、おかずが入ったお弁当が少々うらやましくはありましたが、久しぶりのめはり寿しはやっぱりおいしかったです。その後待ち時間を利用し観光でもしようかと観光協会を訪ねたところ、徒歩20分ほどのところにある熊野速玉神社を教えてもらいました。KSさんを留守番に置いて、残りの3人で行ってみることにしました。新宮の商店街を抜けると新宮城跡が見えてきました。城跡なので石垣しかありません。なので遠目で見てから先へ進むこと10分、世界遺産の熊野速玉神社に到着となりました。立派な鳥居をくぐり先に進むとあっと言う間に境内が出てきました。熊野とか名前に付いているので、熊野本宮みたいに本殿までえらい歩かされるのでは、と心配してましたが、結果的にはよかったです。参拝をしてから再び新宮駅へ戻るのですが、帰りは日よけになるかと思いさびしいアーケード街を通って戻ってきました。待っている間KSさんは昨日飲みかけだった日本酒を飲んでいたようで、いい感じにできあがっていました。
戻ってきたらそろそろいい時間だったので改札に向かいました。次の電車の座席を確保しようと荷物が比較的身軽な僕とKYさんとで先行して場所取りをし、荷物が多いOさんとKSさんが後からやってきました。今度の電車は紀伊田辺行きのロングシート車でしたが、なんとかいいところを確保しくつろいでいると、KSさんが「お弁当、どうした?」と聞いてくるので、「え?持ってきてないですよ」と。その後、「あ」(プシュー:ドアが閉まる音)。せっかく買ったお弁当は新宮駅のベンチに置きっぱなしのまま電車は発車してしまいました。紀伊田辺行きの電車に乗ってからは、さっきまで歩いていた3人とさっきまで飲んでいた1人とも疲れ(と酔い)のせいであっさりと眠ってしまいました。途中の串本駅の2つ前の駅である古座駅で僕は目を覚ましました。この駅で10分ほど止まるので、スタンプを押しに行くようOさんを起こしてみましたが、寝起きで反応鈍くそのまま電車は発車してしまいます。2つ後の串本駅でも電車は10分ほど止まるので、今度こそ起きてもらってスタンプを押して来てもらいました。串本駅は潮岬の最寄と言うこともあって本州最南端の駅だそうです。その串本駅で特急の通過待ちがあったので今度はKYさんが写真撮影してました。串本駅でちょうど紀伊半島も半分来たことになりますが、時刻はもうすぐ5時。まだまだ先は長いです・・・
串本からは紀伊半島の西半分を北上していくことになります。相変わらずの海を見ながらの旅行なのですが、今度は日差しが西側、すなわち海側から見えるようになりました。進んでいく中、スタンプラリー中のOさんが1人の旅行者を発見しました。どうやらその人もスタンプを押しつつの旅行のようです。見たところ彼はちゃんと前もって調べてきているようで、手元に青春18きっぷを持っているほか、各駅の停車時間やスタンプの場所などをメモした紙を持っているようです。途中の周参見駅で彼が前に走っていったので、Oさんに付いていくように行ったところ、ちょうど列車の行き違いが起こる駅で、なおかつ止まった電車の目の前が改札になっていました。そこでスタンプを押す彼。ただ、彼は10枚ほどスタンプを押しているみたいです。その後でOさんもスタンプを押し、なんとかギリギリ発車時刻に間に合ったようでした。Oさんは歳の差を実感したらしく、以降彼に付いていくことはなくなりました。そんなこんなで電車は終点の紀伊田辺に到着しました。ここから電車を乗り換えて行くのですが、乗り換え時間5分なのに跨線橋を渡っての乗り換えになってます。大荷物の2人がかなり苦戦しながらもなんとか乗り換え完了しました。地方はまだバリアフリー対策ができていない、と嘆いておられました。続いての電車は御坊行き。ちょっと混雑してましたが、バラバラではあれど席に座ることはできました。外を見ると海が見えて、釣り好きOさんの解説が始まりました。「あのあたりは潮目で、魚がたくさんいるんだよ」だそうで。昨日ボウズだった人の解説ですが、長年釣りしている経験があるので、「なるほど」と相槌をうっておきました。その後夕日がきれいに沈んでいく海を見つつ日没。真っ暗になった中を電車は終点の御坊駅に到着しました。
御坊駅でも乗り換えは5分ほど。ただし今度は向かいのホームに来る電車に乗り換えます。とは言っても、まだ到着していない様子。少ししたら和歌山方面から電車がやってきましたが、気付かぬオッサンがホームの前まで来てたのでちょっと教えてあげて無事に電車も入線。座席も確保できて万事OKとなりました。この先は真っ暗な中を電車は進んでいきます。OさんとKYさんはもう疲れきっているのか、ぐっすり寝てました。一方KSさんは逆に寝すぎたようで僕と語らいながら和歌山駅に到着となりました。和歌山駅からは紀州路快速で一気に大阪を目指しますが、さすがにお腹がすいたので、駅のコンビニにてお弁当やお酒を買って車内へ戻りました。電車が出るまで時間があったのでお食事タイム。僕はここで今日最初のビールをいただきました。いやあ、これまたうまかった!ここまでツアコンに徹してきたのでお酒は控えてたのですが、和歌山まで来れればもうゴールは間近です。ひと安心してお酒をいただきました。ここまでディーゼルの単線を走る列車や電車、複線を走るも各駅に止まる電車に乗り続けてきたみなさんとしては、ここに来て一気に早い快速電車に乗ったことでちょっと喜んでいた様子でした。1時間半ほどで電車は大阪駅へと到着となりました。大阪駅でみなさん自宅へ向けて帰るため解散となり、今回のツアーは終わりました。
さて今回は青春18きっぷを使っての鉄道旅行ではありながら、行った先でキャンプをしてきました。僕としては小さいころにボーイスカウトなどでキャンプを体験してきたのですが、キャンプ自体は久しぶりだったので、いろいろと楽しめた旅行となりました。また機会があれば、キャンプだけでもまた挑戦してみたいなと思いました。
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